テキサスホールデムゲーム操作説明

テキサスホールデムのルール

以下の記事を参照。

操作方法

 ゲーム設定の項目を指定して、スタートボタンを押すとゲームを開始する。スタートボタンを押せるの一度だけであり、設定を変えたい場合はプラウザの更新ボタンを押すなどしてページを読み直して設定し直す。各設定項目の意味は次の通りである。

  1. プレイヤー数(固定/変動)・・・テーブルに座るプレイヤーの数を固定とするか、変動とするかを指定。変動の場合は確率でプレイヤーが離席したり、参加したりする。
  2. プレイヤー数(初期値)・・・テーブルに座るプレイヤーの数を指定する。1.で変動を選択している場合は初期値である。
  3. 初期チップ量・・・このゲームはプレイヤーが保有するチップの量で、対戦プレイヤーの強さが変化する。難易度を上げたい場合はこの量を多く設定する。
  4. 勝利確率表示・・・プレイヤーが勝利する確率をシミュレーションで評価して表示するかどうかを指定する。
  5. シミュレーション回数・・・勝利確率推定の際にシミュレーションする回数を指定する。
  6. 対戦NPC設定・・・対戦するNPCの強さや性格をランダムにするか、指定するかを設定する。指定する場合は、指定した強さや性格以外のNPCは出現しない。
  7. NPCレベル・・・6.で指定を選んだ場合、対戦するNPCの強さを指定する。
  8. NPCリスク回避度・・・6.で指定を選んだ場合、対戦するNPCのリスク回避度(アグレッシブ/パッシブ)を指定する。
  9. NPCスタイル・・・6.で指定を選んだ場合、対戦するNPCのプレイスタイル(ルース/タイト)を指定する。

 ゲームが開始された後はRaise,Call,Foldをポチポチするだけである。レイズはミニマムレイズの×倍(コンボボックスの値)で計算する。ラウンドが終わると自動的に次のラウンドに行くので、延々とゲームが続く。データは何も保存していないので、更新したりページを閉じると最初からやり直しになる。Order欄の♢がそのプレイヤーのターンを表している記号であり、自分の欄に♢が来たらボタンを押すことでゲームが進行する。

 プレイヤーの数を固定にすると、敵プレイヤーはチップがユーザの半分以下になると退席して、別のプレイヤーに置き換わる。プレイヤーの数を変動にすると、チップが減ったり、回数を多くプレイすると敵プレイヤーはランダムに退席し、新しい敵プレイヤーがランダムに現れる。Showdownの際、役(Hand)が出るが略記は以下のとおりである。HC: High Card, 1P: One Pair, 2P: Two Pair, 3C: Three Cards, ST: Straight, FL: Flush, FH: Full House, 4C:Four Cards, SF: Straight Flush(Royal Straight Flush含む)。

ゲームの仕様

 NPCプレイヤーの仕様は以下の通りである。詳しい説明については以下の投稿を参照。

NPCの各レベルに対応する設定は以下の通りである。

  • レベル1・・・\(\small \delta = 0.8,\lambda = 4\), 確率評価のシミュレーション回数:30回
  • レベル2・・・\(\small \delta = 0.6,\lambda = 3\), 確率評価のシミュレーション回数:100回
  • レベル3・・・\(\small \delta = 0.4,\lambda = 2\), 確率評価のシミュレーション回数:300回
  • レベル4・・・\(\small \delta = 0.2,\lambda = 1\), 確率評価のシミュレーション回数:1000回
  • レベル5・・・\(\small \delta = 0,\lambda = 0\), 確率評価のシミュレーション回数:10000回

NPCのリスク回避度はCRRA型効用関数の\(\small \gamma\)の値である。NPCのスタイルは主観確率のバイアスを表すパラメータ\(\small s \)が、Loose1:0.1, Loose2:0.2, Neutral:0, Tight1:-0.1, Tight2:-0.2で設定されている。

 NPCプレイヤーのName欄は、レベル、リスク回避度、スタイルのパラメータが表示されており、Lvはレベルの数値、gはリスク回避度の数値、sはスタイルのインデックスで0:Loose1, 1:Loose2. 2:Neutral, 3:Tight1, 4:Tight2を表している。

類似ゲーム

テキサスホールデムにはいくつか類似ゲームが存在している。実装が簡単だったので、以下の二つも試しに作ってみた。

  1. ショートデッキホールデム・・・2~5のカードを除いた36枚のカードで行うテキサスホールデム。フラッシュとフルハウスの強さがフラッシュ>フルハウスに変更になる。ストレートは循環してもよく、KA678もストレートになる。
  2. オマハホールデム・・・手札が一人当たり4枚配られる。手札から必ず2枚、共通カードから必ず3枚を選んで役を作る。4×11+5=49<52であるため、最大で11人プレイが可能らしい。

オマハホールデムは難易度を高めにするとシミュレーション計算のために処理が重くなるかもしれない。それ以外はテキサスホールデムと同じである。