音楽生成ガチャ
何を血迷ったのか、テキサスホールデムをネタに作詞して、Suno AIを使って曲を作ってしまった、という話を書いた。
Suno AIすげえなという気分になったし、面白いおもちゃを手に入れた気分になって毎日いじるようになってしまった。残念ながら、あれから新しい歌詞は思いついていないし、”これはイケてるぞ”と思うような曲は生成できていない。やっぱり、相応の歌詞が必要な気がするし、いい曲が生成されるかは相当の程度で運に依存している気がする。同じ歌詞から違う曲も生成できるが、あの歌詞はあのメロディというイメージがついてしまって別の曲にする気が起きないという気持ちもある。
楽曲を編曲できるスキルがあれば、気に食わない部分は自分で修正してしまえばよいということであろうが、その能力を持たない筆者はひたすらいい曲が出てくることを期待して音楽生成ガチャを回すことになっている。前回生成した”All-in”はSSRだったのかもしれない。とりあえず新しい歌詞が浮かんでこないことには新しい曲は難しいかなという気分になった。というわけで、もう少し”All-in”をいじってみたい、女性ボーカルバージョンやインストルメンツを作ってみたいという気がしてきた。
Cover機能
Suno AIには生成した曲からそれに類似した別の曲を創り出すCover機能というのがあり、これを使って女性ボーカルバージョンやインストルメンツを作ってみたいと考えた。とりあえずインストルメンツから行こうということで、さっそくCover機能でプロンプトに”male vocal”を”piano”に置き換えて、Instrumentsという歌詞が空の状態になる設定にして生成してみた。結果は、vocalがそのまま残っていたり、ギターがピアノに置き換わってしまったりと思うような形で生成することができなかった。ボーカルの音を消さなければならない音として認識できていない可能性があるのかもしれない。
Suno AIのプロンプトはキーワードを列挙するのが基本であるが、文章で指示をすることも(β版っぽいけど)一応可能であるようだった。そのため、文章で”楽器の演奏をそのままにボーカルメロディをピアノに置き換えて”と書いてみた。何回か試したが、うまく生成できなかったというのが正直な感想である。基本的には、元の曲をアレンジして、カバー曲（別の曲）を作る機能でトラックの一部を置き換えるような機能ではないということだろう。インストルメンツぐらい耳コピしてDAWで打ちこめということなのかもしれない。
出来た曲
こんな感じで曲を何回か生成したが、いずれもあまりうまく生成できていなかった。”楽器の演奏をそのままにボーカルメロディをピアノに置き換えて”と記述して生成したものの中には、出てきた曲がピアノのソロになってしまっている曲もあった。全部ピアノに置き換えたんか～い、と突っ込みを入れたくなったが、生成された中で一番いい感じに聞こえたので、これを今回の曲に採用することにした。切ない感じのメロディになっているが、これはこれで違った曲として楽しめるのではないだろうか。リンクを以下に貼っておく。お店の閉店時に流れていそうなメロディということでCasino is closed…と名称を付けることにした。
[Youtube]
[Suno AI]
こんな感じでテキサスホールデムをネタにした曲を何曲か生成してみようかと思ったので、タイトルをナンバリングにしておいた。他の投稿とは色合いが違うものであるが、ブログっぽい感じにはなるだろう。
