ギャンブル依存症
最近Suno AI依存症になりつつある筆者であるが、今回はギャンブル依存症をテーマに歌詞を作成した。歌詞や曲に移る前に、ギャンブル依存症について簡単に説明してみようと思う。
ギャンブル依存症の主要な症状は、ギャンブルを行うことに執着する結果として大きな損失を負い、それを補填するために金銭トラブル(借金、窃盗、横領など)が生じるというものである。多くの場合において、損失額が労働によって得られる収入では補填しきれない大きさになっており、一発逆転を期待して余計にギャンブルにのめりこむことになるらしい。推測であるが、金銭感覚が壊れてしまい、真面目に働く気力を失う人も少なくないのではないだろうか。政府が賭博を禁止する理由として、”勤労の美風を害する”ということを掲げており、ギャンブル依存症の最も深刻な症状として”真面目に働くことができなくなる”ということを挙げることができるかもしれない。
おそらく、多くケースにおいて以下の3つの事象は密接不可分であり、原因と結果があいまいであるかもしれない。
- ギャンブル依存症
- 勤労意欲の低下や仕事に対する失望感・絶望感
- 周囲の人間関係からの孤立
ギャンブル依存症が原因で2.,3.の現象が生じる場合もあるし、2.や3.が原因で結果としてギャンブルにのめりこむという場合もあるのではないだろうか。1.が原因である場合はギャンブルで短期的に大きな収入を得る(ビギナーズラック)などの強烈な成功体験をすることで、脳の機能がおかしくなってしまうというものだろう。現実には、2.や3.が原因である場合も少なくないだろうし、こういった現象は誰にでも生じ得ることであるように思える。仕事がバカバカしくなった結果として、収入を得る手段としてギャンブルを選択し、結果としてギャンブル依存症になるということは普通にあるだろうし、家族や家庭に失望した結果として、そこから逃げ出すためにギャンブルに逃避するということもあるのだろう。これらを前提知識として今回の歌詞を眺めると内容がより理解しやすいかもしれない。
歌詞
日本語での作詞も微妙に慣れてきていて、今回は日本語でも文字数を揃えて作詞したため、日本語の歌詞の曲を生成してしまった。内容に多少リアリティがあるように見えるかもしれない(?)(いや、ないか)が、筆者自身とは何の関係もない(空想に基づいて作詞されている)ことはあらかじめ断っておく。
🎵 ギャンブル依存症 🎵
[Verse]
すべてが無意味に思える 単調な仕事
代わりなどいくらでもいる 費やされる無駄な時間
[Verse]
薄々みんな気付いてる だけど見ないふり
影はその代償(ツケ)を払わせる いつかくる真実の時に
[Pre-Chorus]
僕を飲み込む暗闇 抗いがたいギャンブルの衝動
今日も抑えきれずに 無謀な勝負を繰り返す
[Chorus]
かすかな勝機にすがる 恐怖しながらオールイン
中途半端な勝利は もはや無駄だ 神よ僕を助けて
[Verse]
すてきな奥さんですね 誰かが言うけど
僕にとってはただの他人 人との比較にうんざり
[Pre-Chorus]
真実を見つめるとき 世界もまた僕をのぞき込む
ふくれ上がる債務 罪な理由を思い知る
[Chorus]
逆転の空想にふける 奇跡を求めてオールイン
勝利してもすぐ失う 悪魔でいい 僕を救い出してくれ
[Bridge]
もうこんな生活辞めたいと願う
やりがいを持って 働く日々の空想
だけど悪魔はそっとささやく
”お前は無意味な仕事に耐えられない
金が残っている さあ勝負しよう”
これは失ってもいい金じゃない
[Chorus]
わずかな勝機にすがる 負けを知りながらオールイン
希望が打ち砕かれる 消えたチップ もはや僕は助からない
[Final Chorus]
破滅が僕を待っている あきらめて罪を受け入れれば
僕はもう一度 夢を描くことができるのだろうか?
出来た曲
今回は日本語の曲ということで、j-pop, dark, melancholyなどのキーワードを入れた。楽器はピアノとアコースティック・ギター、バンドの基本的な楽器を入れている。いくつか生成したが、アニソンぽい曲が多く生成された気がする。歌詞の内容が、鬱ゲーや鬱アニメの主題歌ぽかったのかもしれない。また、歌詞は男性が主人公に見えるが、ボーカルは女性の方がイメージに合うように感じた。生成した中で筆者が気に入ったのは次の曲である。
[Youtube]
[Suno AI]
最初に聞いたとき思ったことは、女性ボーカルの声がイメージに合っていて、Chorusがかっこいいだった。あとVerseとPre-Chorusのメロディが交互に入れ替わっているのが面白い気がした(筆者が振ったタグが無視されただけ?)。
歌詞全般で言えることは、救いがないということであり、ギャンブル依存症の絶望感が良く表現されているのではないだろうか。最後に歌詞で”もう一度夢を描くことができるのだろうか?”と問うているが、現実のギャンブル依存症の人は99%以上の確率で答えは”No”であると推測される。おそらく、一度壊れてしまった金銭感覚は一生治らない可能性が高いし、仕事やギャンブルで大きな収入を得られる可能性も低いだろう。そもそも、真面目に労働するということを非常に苦痛に感じる可能性が高い。再発の可能性を常に意識しながら、忍耐強く生活していくしかないというのが現実かもしれない。周囲の人たちもよほど注意深く監視しなければならないということで、本人のみならず周囲の人にとっても地獄の様相を呈することも少なくないようである。ギャンブル依存症は深刻な社会問題であるのだろう。
おまけ
筆者はAll-inのInstrumentalを作りたいと言っていたが、結局いまだにうまくいっていない。たまたま、ふざけて楽器をオーケストラにしたら、うまくボーカルが消えてInstrumentalになってしまった。普通の設定の時にInstrumentalになれよと思ったが、普通に聴ける楽曲になっているので残すことにした。打楽器がドラムセットだったり、エレキベースが残っていたりして、普通のオーケストラの楽器構成ではない気がするが、あまり違和感を感じない気がする(聴く人によってはおかしいだろと思うかもしれないけど)。
[Youtube]
[Suno AI]