テキサスホールデムをテーマに曲を作ってみた

音楽

なぜそうなる・・・

 なんか夜あまり寝れなくて、ぼうっとしていたら、突然テキサスホールデムの歌詞みたいなのが頭に浮かんできてしまった。(エムホールデムによくいる)オールイン厨と言われるプリフロップからオールインを連発する人をイメージしたような(オールインを連呼する)ものであった。どうせ寝付けないからとだらだらと思いついた文章を書き留めていったのだが、1時間もしないうちに歌詞のような文章ができてしまった(歌詞って文章にすると短いのね・・・まあ、歌詞が天から降ってきた感じだったからあっという間に書けてしまった)。ただ、出来上がった歌詞の文章の長さがバラバラだし、日本語がダサいなという気がしたので、ChatGPTに英語訳して歌詞みたいにしてくれと依頼してみた。そして、出てきたのが次の歌詞だった(筆者が書いた文章とは若干乖離があるが、ご丁寧にも”これはあなたの歌詞を英語訳したものです”と書いてくれた。著作権は筆者にあるということだろう。)。

[Verse 1]
Got a hand that’s finally strong,
Lady Luck’s smile is where I belong — pocket queens in my grasp.
An hour passed with nothing good,
But patience now pays off, just like it should.

[Verse 2]
The woman next to me throws in a raise,
Says, “Come on then!” in her daring gaze.
But I pause — the Big Blind grins,
Something about his look sends shivers within.

[Pre-Chorus]
Visions of rockets or kings in my mind,
But I won’t fold, I won’t rewind.
Like a rocker screaming loud and true,
I raise my voice, I push on through.

[Chorus]
All-in, All-in — who dares to call me now?
No need to hold back, let’s break the vow.
All-in, All-in — I bet it all tonight,
To be myself, to win this fight. Come on, let fate decide.

[Verse 3]
What a letdown — they all fold and flee,
Didn’t think I’d win so easily.
The gambler girl scoffs, “Are you insane?
Going all-in like that — what’s your game?”

[Verse 4]
Feeling slightly shamed and shy,
Two more cards as the dealer slides by.
The kind of hand that spells defeat —
AK offsuit, bitter-sweet.

[Pre-Chorus]
Sure, I could raise, pretend to shine,
But it’s just high cards — no real spine.
So I bet again, with preacher’s grace,
Speaking like God’s voice in this place.

[Chorus]
All-in, All-in — now she’s pissed off bad,
But I played by the rules — nothing to add.
All-in, All-in — there’s only winning here,
No room for doubt, no space for fear. C’mon God, make it clear.

[Bridge]
The Small Blind smirks and calls my bluff,
Flips over rockets — that’s tough.
My high cards crash with silent pain,
No turning back, no chips remain.

I rebuy in and get dealt anew —
The cursed old 7-2 offsuit.
Why does this always happen to me?
I’m starting to hate the man I see.

[Pre-Chorus]
A devil whispers in my ear,
“This hand’s strong, there’s nothing to fear.”
I can’t stop now, I’ve gone too far —
I chant the spell to summon the dark.

[Chorus]
All-in, All-in — is this how I lose it all?
Is this the fate to which I fall?
All-in, All-in — I’ll fight, I’ll roll the dice,
Let the demon speak the price.

[Final Chorus]
All-in, All-in — who dares to face me here?
No mercy, no regrets, no fear.
All-in, All-in — this is my final play,
To be myself — come what may.

いい感じで歌詞みたいになってしまった・・・ちなみに、rocketsはAAのことのようである。歌詞のタイトルが筆者の中ではオールイン厨だったが、ChatGPTはタイトルはAll-inですねって返してきた・・・ちなみに歌詞は”中二病ですね、わかります”って感じの内容だったらしい。Let the demon speak the price.という表現がよくわからないと質問したら、”代償は悪魔に決めさせろ”という意味で、”どうにでもなれ”の中二病的表現らしい・・・また、悪魔がささやいた“This hand’s strong, there’s nothing to fear.”の元の文章は”こいつは強いぜ”であり、元の文章がどういうものであるかは大体想像がつくだろう・・・

どうやって曲を付ける・・・

 当然のことながら、筆者は作曲などできないし、メロディなど全く浮かんでこなかったので、曲もAIで生成するしかないだろうと考えた。一応、作曲AIの有名どころとしてSuno AIというサービスがあることは知っていたので、このサービスを使って曲を作らせようと考えた。頭がボーとしているせいか、行動が衝動的でとりあえずアカウントを作って適当なプランを課金してしまった。他の動画サイト(Youtubeなど)に投稿したりする場合は課金しておいた方が良いようだった。

 Suno AIは歌詞と曲の特徴を120文字のプロンプトとして記述することで曲を生成してくれる。歌詞に合った曲の特徴を表すプロンプト自体はChatGPTに生成させることも可能であるようだった。とりあえず、ChatGPTに歌詞に合ったお薦めの音楽スタイルと楽器を出してもらった。おすすめはハードロックでBon Joviっぽいという意見だった。次点としてプログレッシブロック(代表例がMuse)、ダークポップロック(代表例がRadiohead)とのことだった。楽器としてはオーソドックスなバンドの楽器(エレキギター、ベース、ドラム)にアコースティック・ギターを入れたらいいんじゃないかということだった。Verseをアコギで抑え気味で進行して、Pre-Chorusで加速、Chorusで全楽器開放で爆発的にすればかっこいいんじゃないかということだった。

 Suno AIでプロンプトに音楽スタイルと楽器を書き込んでCreateというボタンを押すと曲が生成された。特に指示したわけでもないけど、Suno AIが生成した曲はまさしくVerseをアコギで語るようにして、Pre-Chorusで加速、Chorusで全楽器開放という感じの曲だった。できた結果は・・・いや、悪くないし、オールインの連呼をこんなメロディで歌うんだみたいなところも感心したんだけど、暗く真剣な感じで歌い上げているボーカルと歌詞のお馬鹿さ加減がどうにもかみ合っていない気がしてしまった・・・

 生成して気づいたのはハードロックの暗い感じ(マイナーコード)が歌詞のイメージに合ってないのかもしれないということだった。Verseも歌い上げる感じより、最初から疾走感全開の方がいい気がしてしまった。というわけで、Hard rockとかacoustic guitarみたいなキーワードを外して、代わりにPop Punk, Upbeat, Distorted guitarみたいなキーワードを追加して再度Createボタンを押してみた。

出来上がった曲

 こんな感じで生成した曲が以下のものである。

[Youtube]

[Suno AI]

王道のポップパンクという感じの曲になっている気がする(SUM41っぽい?)。正直言って、(オールインの連呼とか)どうせ微妙にダサい曲になるんだろうと思っていたので、曲の出来にびっくりしてしまった。Aメロ(Verse)のリズム感や歌詞の言い回しが何となく気に入ってしまった。AIのサービスは恐ろしく進化しているなと実感した次第である。突然歌詞が天から降ってきてしまったときは利用を検討してみるといいだろう。同時に、こんなに簡単に誰でも相応の品質の曲が作れてしまうと世のミュージシャンの人たちは大変そうだな、と他人事だけど感じた次第である・・・(これが言いたかっただけかい)

コメント